若草の丘プロジェクト


1992 奈良市
奈良市民ホール国際建築設計競技応募案
上位33案に選出

「若草の丘」と名付けられた、施設を覆う地上10mレベルの土を盛った丘は、草や低木がはえ、市民に開放される。丘に開けられた大小様々な穴からは、その下の建築群が顔をのぞかせている。穴からは光が地上、さらに地下レベルまで降り注ぎ、光の濃淡のある豊かな空間が下のレベルで展開される。地上レベルからスロープを登り若草の丘に出会う時、視線は人工的な都市の空間から緑の空間へと開け、さらに塔に登ると遠くの奈良の山並みへと広がる。 文化施設を内包するこの若草の丘は、遺構を包み込む奈良の草原の縮図として、地上10mの新たな舞台になる。