profile




|気持ちをフレッシュにする空間|

空間の質というのは、私達の日々の暮らしに大きな影響を及ぼします。 そうした空間の質を左右する仕事に携れるのは楽しい事です。 特に住宅は毎日繰り返される日常の為の器です。朝の光を受けた美しい小美術館のような空間で毎日朝食が取れるとしたら気持ちの有り様は全く違ったものになる事でしょう。毎日の気持ちをフレッシュにする為に、建築空間は役に立てると信じています。


|ウソのない建築、ウソのない素材|

「安全で快適な建築」をつくること。それに正面から応えていきたいと思います。 デザインの上からも、材料の選定の上からもウソのないものであることが必要です。 私は杉や桧やさわらといった比較的柔らかな無垢の木材を使います。 また、土壁や漆喰などの左官で仕上げることも多いです。 空気を多く含んだこれら柔らかい材料は調湿性に富み、室内の空気をさらっとしたものにしてくれます。また肌触りも暖かです。私は化学物質過敏症患者が暮らす家の設計にもかかわって来ましたが、気密性が高まった今日の建築では、こうした材料は人体に有害な物質を出さないと言う点に於いても極めて重要です。木や土や漆喰の表情は年数が経過したとき美しく変化していきます。 建築を暮らしの中で竣工時より美しいものにしていくために、 こうした材料は力を貸してくれます。


|過去を繋ぎ、人を繫ぎ、自然を繋ぐ|

長い実績があり今後何百年先にも確実に存在しているであろう木や土や石や石灰の二次製品である漆喰などの、決して特殊ではない身近にある物を使って美しい建築をつくる事。それは私の大事にしている事です。また、自然の中にあって、人間の都合のために生まれてきたわけではないこうした自然素材を建築の材料として使う時、その扱いを熟知している職人の技術や鍛え抜かれた目がどうしても必要になります。腕利きの職人との共同作業は本当に楽しいものです。過去をつなぎ、人をつなぎ、人と自然をつなぐ試みとしての家作りを心がけています。


|コミュニケーションが建築の質を決める|

新しい家が出来た時に、こんな暮らし方があるのかというフレッシュな驚きや感動を味わって頂きたいと思います。ですから私は設計を完成させるまでにどの家も8〜10案くらいの案を作り、たくさんの案の中で多岐に渡る内容をシミュレーションしてもらい方向を探っていきます。そういう過程を何度も繰り返していくと、自分たちにとって必要としている物は何か次第に見えて来ます。建て主とのコミュニケーションは建築の質を決定するきわめて重要なもので、私はそこにたくさんの時間を割き、段階を踏んで共有しながら進めていきます。伊藤寛アトリエとの設計過程は楽しくてワクワクされることと思います。


|リニューアルの設計|

既にある建築の構造を補強し、内部を暮らしやすい様に手を加える仕事は今後益々重要になりますし、設計者としても総合力を問われる、やりがいのある仕事です。私は20代に勤務した設計事務所時代も含め、リニューアルの設計はたくさん手掛けて来ました。 今日の構造基準は30年前とは比べ物にならないくらい厳しくなっています。新たな基準に基づいた建物の構造的な安全を再確認し補強していくことで、建築は永く住み続けることが可能になります。またリニューアルの面白い点は、例えばキッチンまわりのみを新たにするといった様に、一部分を新しくすることだけで日々の気持ちを大きく変えることが出来ることです。

一級建築士事務所 有限会社伊藤寛アトリエ

所在地:神奈川県川崎市多摩区生田8-29-13
一級建築士事務所 神奈川県登録 第14198号
一級建築士 大臣登録 第191988号 伊藤寛
日本防災協会 木造住宅の耐震診断と補強方法
修了 No13-01-1070

伊藤寛プロフィール
1956 長野県生まれ
1979 神奈川大学工学部建築学科卒業
1979~82 一級建築士事務所 
長谷川敬アトリエ勤務
1982~84 一級建築士事務所 
小宮山昭+アトリエR勤務
1986~87 ロータリー財団奨学金を得て
ミラノ工科大学留学
建築家マルコ・ザヌーソーの
指導を受ける
1988 早稲田大学大学院修士課程修了
伊藤寛アトリエ設立
現在 京都造形芸術大学 大学院教授
武蔵野美術大学非常勤講師
所属団体:日本建築家協会
コンペ・賞歴
1989 名古屋デザイン博覧会
「建築YATAI」国際コンペ金賞
(アルド・ロッシを審査員長に
 迎えたフォリーのデザイン)
2002 青森市北国型集合住宅
 国際コンペ審査員特別賞
2005 東京建築士会住宅建築賞
2006 神奈川建築コンクール最優秀賞
あたたかな住空間コンテスト
 キッチン部門最優秀賞
2010 逗子市第一運動公園再整備
公募型プロポーザルコンペ最優秀賞