写真家の自宅 改修


2011 東京都多摩市
RC マンション1室
夫婦2人
施工 キューブワン・ハウジング

写真家で、大学でも長年教えてこられたY先生の自宅の改修。集合住宅の1階の床・壁・天井をこれまでのカーペットやビニールクロスから無垢板や塗り壁に変更し、暗室をしつらえた。南北に面したアルミサッシは1枚ガラスで、冬期間の結露がひどく、特に北側の2室は結露によるカビも発生しており、改装に当たり結露問題を改善することも課題であった。ここではガラスはそのままにしたが、空気が淀まないような換気経路を慎重に検討し、吸気口、換気扇を新たに設け、更に調湿性のある漆喰や珪藻土を壁に塗った。冬を迎え、建て主さんからは「不思議なことにあれほどひどかった結露がなくなりました。」と嬉しい言葉をいただいている。 床は足触りが柔らかで温かな無塗装のサワラ材を張り、壁は光の反射が美しい漆喰塗りや珪藻土塗りとしている。間仕切り壁の位置はほとんど変えていないが、部屋を包む材料を変えたことで、性能的にも視覚的にも、あるいは触覚的にも心地よい空間を生み出している 。