老朽化した運動公園の再整備工事として5.5haの公園のリニューアル、3つの屋外プールの新設、2550㎡の体験学習施設の新設をしました。
公園全体のランドに起伏を持たせ(掘った土を利用)、移動する毎に風景が少しずつ変わる、その変化を楽しめる公園にしました。また建築の屋根にも起伏をもたせ、建築、ランドスケープが一体になって新たな公園の風景を作っています。体験学習施設は平屋建てとし、接地面積が一番多くなる計画としました。公園の環境を最大限活かし、建築が出来たことでこれまであった魅力が更に増す様な計画を心がけました。建築はたくさんの外部空間(軒下空間)を持っています。東西に長い屋根が掛かりますが、建築は6棟に分散して配置し、公園の南北方向の人や風や視線を遮らない計画としました。6つの棟をつなぐ屋根の掛かった道が公園を東西に貫きます。我々はここを道広場と名づけています。移動空間でだけでなく、自由な遊びコーナーでもあります。この施設は公園を利用するあらゆる人が利用出来ますが、夕方から夜に掛けては中高生が無料で使える様、児童館として運用されています。夕方の公園は子ども達の自由な時間、自由な居場所として開放されています。
用途 | 集会所 |
竣工 | 2014年 |
場所 | 神奈川県 逗子市 |
構造 | 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)平屋建 |
延床面積 | 2550.16㎡ |
建築設計協力 | 大成優子建築設計事務所/大成優子 井森増田アーキテクツ/増田多加男 |
構造設計 | なわけんジム/名和研二 |
ランドスケープ設計 | リューニング・ランドスケープ・アーキテクツ/林英理子 |
家具デザイン | デザインスタジオ モリ/森豪男 |
積算 | 東和プロスペリ/鏑木璋晃 |
工事監理 | 安井建築設計事務所 |
施工 | 渡辺組 |
受賞等 | 2012年公募型プロポーザルにて最優秀賞 |