南面道路からの視線を切りプライベートな庭を確保するため、住居と南側道路の間に板塀を設け、板塀にそって樹木が植えられた。それが今では樹木に囲まれた静かな庭となり、その庭に全面的に開いた大きなリビング空間が面している。 リビング空間を明るくして欲しいという要望が有り、前面に鉄骨で補強をし、壁を出来るだけ少なくする工夫をしているが、それが視覚的にも空間的にもこの家の特徴として現れている。
キッチンは居間の奥に位置している。キッチンの収納は居間側からは目に入らないが、キッチン側からは扉を付けないオープンな収納となっている。料理の本などもここに並ぶ。
1,2階とも構造、仕上げ材は杉が多く使われ、壁は粗い仕上げの珪藻土が塗られており、落ち着いた表情の空間に仕上がっている。
建物南側外観。庭をはさんで道路に面した敷地。板張りの壁はレッドシダー。年月とともに銀色になってきました。


居間。庭に面した南側は、いっさい壁を設けず明るい空間としています。左側の大きな棚の向こう側はキッチン。

キッチン。居間とキッチンはひと続きの空間となっており、棚で緩やかに領域を分けています。棚の隙間からは居間の様子を見ることができます。

玄関から見た廊下。漆喰壁には絵画が飾られ、ギャラリーのような空間に。

2階洗面脱衣室。まっ白な漆喰壁にトップライトからの光が反射し、明るく清潔感のある空間としています。


左:洗面脱衣室の棚。棚の向こう側は洗濯乾燥室。
右:洗濯乾燥室。棚には背板がなく、たたみ終えた洗濯物を棚に入れると、反対側の洗面脱衣室からも取出せる仕組みになっています。
用途 | 専用住宅 |
竣工 | 2022年 |
場所 | 東京都 町田市 |
完成時の居住者 | 夫婦+子ども1人 |
構造 | 木造2階建 |
延床面積 | 77.67㎡ |
施工 | 横溝工務店 |